vol.251 借金の返し方は人それぞれ
・古川くんが遊びほうけてた中学生の時
・やる時はやる
・借金(カルマ)をどう返すか
はい、おはようございます。
前回はですね、古川くんが遊びほうけてた中学生の時に。
でも、高校入試になるから勉強しなきゃいけない。相手は進学校ですからね。やるからには、やっぱ1年間、中学3年になってから必死でやるわけですよ。
表向きは同じ。やっぱ山。昼間っていうか、授業中遅刻はするし、授業中は山行ったりとか、湖行ったりとか、弁当持ってね、遊んでるわけですよ。でも、家帰ったらめちゃめちゃ勉強してるわけで。
やり方が参考書じゃなくて、虎の巻ってのがあって、教科書の問題を全部こう、答え書いてあるやつがあるんですよ。
でね、答えを暗記するとかじゃないのよ。
古川君の賢いところは全部問題を解くんですよ。
で、解けなかったら、もちろんその答えを見て、ああこう解くのかとか言って。それを何回もやるわけ。もう頭の中に入り込むまでやるわけ、納得するまで。
で、やって、高校入試やったら簡単に入れたのね。しかもベスト10に入ったんだよ。
こっからが大変で、本来バカだから。バカっつうか、そんな付け焼き刃じゃないですか、それははっきり言って。
だけど入試した、入試した高校の先生ってのは、こいつは10番以内で入ってきたってのは知ってるわけですよ、みんな。だから授業中色々当てるわけ。古川くんこれどう思うと。模範回答を求めるわけですよ。
ところが、その入試だけは頑張ったけども、そんな普通の高校の勉強なんかやっぱしてませんから、全然答えられないよね。だからなんだろう、1ヶ月間ぐらいはこう当てられるんだけど、それから、もう無視されるようになったよね。そういうレベル。
だけど、やる時はやるんだ、やっぱりね。で、なんであいつがって。だからなんつうの、
カンニングしたんじゃないかとか思われたんだけども、やっぱ答えが違うのね。その優秀なやつらと。
その、ちょこちょこ間違ってるとことか、合っているとこもやっぱ違うから、なんかよくわかんなかったみたいね。それはね。でもそういうことがあったわけよ。だから謎の人物だったよね。遊び回ってるけど頭はいいみたいな、やるときはやるみたいな。
かわかつ「かっこいいですね。」
かっこいい、ははは!
そういうキャラだったんだけど。あれはね、やる時はやらなきゃダメよ、やっぱし。隠れてでも。これがかっこいいでしょ。
これね、だから君っていうか誰だっけ。この人は、カンニングしてクリアしようとしてるわけよ。
カンニングしてもダメだよ。かっこ悪いそれは。誰も認めてくんないから。
1ヶ月間だけでも認められるわけじゃないですか、古川くんは。うん、まあ、そういうとこあるよね。はい。
山は2回ほど入りましたが、迷う気で行っても2回とも、2回とも戻ってきたと。
うん、これはね、確かに。
『それで、今は残りを消化しながら天命に沿う生き方をすることが私のやることであります』
これがわかった。
『これが想像の域を出ませんし、実はそうであるなら私はとても嫌なのですが、一番腑に落ちる現状でもあります』
そうなのよ。
あのカルマとかエゴにとって1番嫌な状況なのよ、本当に、やんなきゃいけないことってのは。本当に嫌だよね。もう嫌で嫌でしょうがない。
だから、古川くんがあの魔導師のカルマ背負っている時、今でもまだ背負っているんだけども、やっぱなんで出来ないのって思うわけ。
なんつうの、心の底から出来るってわかってんだよ、なんでも。なんつうの、普通の人間が出来ないことが出来るってあるんだけども、それを持ちつつ、できないっていうのを昇華していかなきゃいけないんだよね。それがカルマなんだけど。
だから、わかるよ。
1番嫌なのそういうのが魔導師は。うん。
『しかし、私の集合魂である魔導士見習いと言いましょうか、その存在は、なぜ私をそもそものパトロン付きグータラ人生に降ろしたのでしょうか?』
それは学ぶためだよ、やっぱ。
『降ろした先での私の間違いなのでしょうか』
そう、あなたの間違い。あなたは出る時に、あのクリアしますって言ってきたんだよ。
『私がもっとちゃんと生きたいと思いながら死ぬ事も傲慢という形質を持つ事も消化する事もシナリオには書かれていたのでしょうか?』
シナリオには書かれていない。
そうしたいっていうシナリオは自分で持ってたかもしれんし、その潜在的にあったんだけども、それを選択するかどうかはあなたの問題だよね。
だから、全て真っさらになって1回降りてくるわけ、みんな。ただしカルマは持ってると。借金を持ってるわけ、みんな。
でそれをどう返すかっていうのは、その人のそのクリアな段階からのスタートになるわけですね。
はい。じゃあこの次はまた次回。